所在地:長野県諏訪郡下諏訪町東町中606
アクセス:JR下諏訪〜徒歩
形式・作庭:池泉鑑賞式庭園、枯山水
文化財:
慈雲寺の創建は正安2年(1300)一山一寧(宋の僧、建長寺や円覚寺の住職を歴任)が開山したのが始まりと伝えられています。信州にある禅宗寺院の触頭(諸願いの取次ぎなどを行う中心的寺院)という格式から寺運も隆盛し鎌倉十刹に並ぶ寺格と言われました。戦国時代は武田信玄に庇護され慈雲寺中興の祖と言われる天桂和尚から戦勝の教えを請うたとの伝承が残っており、霊力のある矢除石に願を懸けたとも伝わっています。寺宝である梵鐘(総高114cm、口径66.4cm)は応安元年(1368)に鋳造されたもので長野県県宝に指定されている他、文化4年(1807)に制作された阿弥陀如来立像、安永6年(1777)に建立された鐘楼門(棟梁:村田長左衛門矩重・三間一戸、入母屋、銅板葺(元檜皮葺))、文化5年(1808)に再建された本堂(棟梁:上原市蔵正房・入母屋、銅板葺、内陣欄間には武田菱が彫刻されている。)、参道にある日根野高吉(豊臣秀吉家臣・高島城城主)の供養塔が下諏訪町指定有形文化財に指定され、境内にある推定樹齢400年以上と言われる「天桂の松」は町指定天然記念物となっています。(長野県WEB観光案内所HPより)
私的満足度「★★」:下諏訪の桜の名所「水月公園」の手前にあります。万治の石仏も近くにあります。本堂前の枯山水、裏の池泉庭ともに見応え十分でした。
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