20長野県 飯山城

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住所;長野県飯山市飯山
アクセス;JR飯山線北飯山駅〜徒歩5分
文化財:県史跡

この地は、東は千曲川に沿い、西は関田・斑尾の山地に囲まれ、新潟県十日町方面に通じる谷街道と、高田方面に通じる富倉街道の分岐点で軍事交通の要地であった。
 城は独立丘陵を削りならして構築した平山城であった。梯郭式に本丸・二の丸・三の丸が南北に連なり、その西側は帯郭・西郭・外郭に区画され、四周は一重の堀を巡らす。本丸の南面は特に防御を固め、堀は深く、土塁は高く、急傾斜で東・北・西の三面は直立に近い石垣を築く。本丸・二の丸・三の丸には城主の居館・政庁・城櫓があり、西郭には重臣の屋敷、堀外は家中屋敷・公共施設、その外側には町が発達していた。
 この城はもと常磐牧の泉氏の居城で、のち上杉謙信の属城となり、永禄7年(1564)頃、武田信玄の侵攻に備え、謙信の創意の縄張りと、さらに上杉景勝の修築による特色ある城郭で、上杉氏の信濃進出の拠点となった。慶長3年(1598)上杉氏の会津移封後は、関・皆川・堀・佐久間・松平・永井・青山・本多の諸氏が交替して城主となった。(現地掲示板等より)

私的満足度「★★」:石垣がしっかりと残っています。また飯山城下に移築されていた門を、その部材から推定して復元した城門も結構素敵です。


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