住所;山梨県甲府市山宮町3314
アクセス;甲府駅〜バス
作庭・作者:池泉観賞式・枯山水観賞式庭園、吉河功
文化財:
松嶽庭[本堂北庭] 池泉観賞式(山畔利用式、曲水式池線)昭和54年10月作
本庭は、当寺開山が大永二年であることから、室町時代の作庭形式を根底とし、その地割は名園旧秀隣寺庭園(室町時代・滋賀県)に代表されるような曲水式池泉である。
青松院(せいしょういん)の豊富な湧水と近隣の敷島町亀沢からの安山岩を利用して作庭された本庭は、室町式石組として中央に渦巻式石組を用い、伝統的な鶴亀島も構成している。池泉の西方に滝を組み、その手前に亀島を配し、中央に青石による石橋を架け、また東方の池泉にも滝を組み、東方池泉中央に鶴島が配されている。
青龍庭[新書院北庭] 池泉観賞式(山畔利用式)昭和53年8月作
境内東方にある急斜面を利用して作庭した池泉観賞式庭園である本庭は、桃山時代風の豪華な石組を基本とし、主景には禅寺にふさわしい龍門瀑を組んでいる。山畔部には全体にサツキの大刈込を配して、石組がひきたてられている。
酬恩之庭[庫裡南庭] 枯山水観賞式(準平庭式)昭和52年12月作
本庭は、赤松と手水鉢を主体とする新感覚の枯山水である。中央の板石上に手水鉢を据え、その背後と左右に据えられた石組を通して赤松が美しく眺められる。
左手の軽い土盛り部分の屋形石燈篭は、江戸時代宝永六年開山墓塔にに献燈されたものである。 右手後方の山形の大石は添石を組んで亀方の蓬莱山に見立てたものである。(青松院HPより)
私的満足度「★★」:新しい作庭ですが意欲的。調べてみたら吉河氏は日本庭園研究会会長にして数々の庭園の実績のある方でした。
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