所在地:福井県丹生郡越前町織田金栄山 アクセス:JR武生駅からバス 文化財:梵鐘(国宝)、本殿(県重文) 劔神社の創祀は悠久の昔、遥か北に仰ぐ座ヶ岳の峰に素盞嗚大神を祀り、〝劔大神〟と称えたことに始まります。 神功皇后摂政の頃、第十四代仲哀天皇の第二皇子忍熊王は、劔大神の御神威を頂き当地方を治めることができたことを感謝し、現在の地に社を建て〝劔大明神〟と仰いだことを社記は伝えています。 奈良時代より祈願の霊場と尊ばれ、朝廷をはじめ多くの人々から厚い信仰を受けてきました。現在所蔵する国宝の梵鐘は、第四十九代光仁天皇の御奉納といわれています。 中世以降は、朝倉氏を始め武将の崇敬も厚く、特に織田信長公は氏神と崇めて、格別の信仰をもって神領を寄進するなど、神社を保護しました。 江戸時代の末には、伏見宮家の御祈願所と定められ、拝殿の御寄進をいただき厚い尊崇をうけて今日に至っています。越前国二の宮として一の宮の氣比神宮と共に、福井県民はもとより県外の方々からも篤い信仰を受けている神社です。(剣神社HPより) 私的満足度「★★★」:越前二宮です。昔はここまで鉄道で来れたみたいで、今でも「駅前通り」という名前や、旧駅舎のような建物が残っていました。今では、武生駅からバスで30分くらいなのですが、本数が非常に少ないです。劔神社の梵鐘(昔は寺もあり三重塔も建ってたみたいです)には神護景雲四年(770)の銘文があり、現存する銘のある梵鐘では日本で三番目に古いもので国宝指定されています。また境内には小さな「小松武勲神社」があります。 |