17石川県 尾山神社神苑(旧金谷御殿庭園)

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住所;金沢市尾山町11−1
アクセス;JR金沢駅〜バス
作庭・作者
文化財:県指定名勝

尾山神社が建てられた明治6年(1873)以前は、加賀藩主の別邸金谷御殿のあったところで、現在の庭園は、江戸末期から神社の創立までの間に作庭されたと思われる。辰巳用水を分流して当庭に水を引き入れた池泉回遊式の庭園であるが、藩邸としての書院庭園の形式をそのまま伝えている。
 池泉を中心に、中島とそれを結ぶ種々の形の趣向を凝らした橋が架けられ、背後に小高い築山があり、池畔に迫っている。東南部の上流部には、滝口を設け、数段の流れを造り、池泉に導かれている。
 この庭の各部には、楽器にちなんだ命名が多く、神社にかかわりの深い雅楽を象徴的に表現している。池泉の島は、中央の手前に笙島、その背後に鳥兜島、琵琶島と三島を配し、島々を巡る形で、図月橋・琴橋・八ツ橋などが架けられている。左手奥には、滝石組があって、その名称を「響音瀑」と称し、美しい水流が音をたてて池泉へ流入している。対岸の大木の茂る築山が庭園の背景となっており、市街地中央部にかかわらず幽邃の境地を形づくっている。(石川県HPより)

私的満足度「★★」:さすがは加賀藩主の別邸金谷御殿のあったところですから神社のお庭としてはひじょうに立派なものと思います。


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