16富山県 国泰寺 庭園

フレーム

住所: 富山県高岡市太田184
アクセス:JR高岡駅〜バス
作庭・作者:枯山水、小川寿一
文化財:

国泰寺は北陸路には数少ない臨済禅の道場で、臨済宗国泰寺派の大本山である。

開山の慈雲妙意禅師(1274?1345)は、行脚の時、二上山の幽玄の境にひかれて、山中の草庵で独り坐禅に励まれていた。たまたま通りかかった孤峯覚明禅師(島根県雲樹寺の御開山。三光国師)に誘われて、紀伊由良の西方寺(現 興国寺)の無本覚心禅師(法灯国師)に参じて大悟されたが、まもなく師の遷化(せんげ。お亡くなりになること)に遭い、二上山に戻られ、悟後の修行に励まれた。嘉暦2年(1327)には宮中に参内されて後醍醐天皇に法要をお説きになり、 「清泉禅師」の号を賜られた。翌年には「護国摩頂巨山国泰仁王万年禅寺」の勅額を下賜され、勅願寺となった。康永4年(1345)6月3日、「天に月あり。地に泉あり」の遺偈を残して、72歳をもって示寂された。北朝の光明天皇より「慧日聖光国師」の諡号を受けられた。塔を「正脈」と号し、室を「大円」という。その後、天正13年(1585)現在地に移った。(国泰寺HPより)
月泉庭・龍渕池は京都の小川寿一氏の名作。石は開山国師ゆかりの二上山の砂岩。月泉庭中央の巨石は約42トン。庭園の石としては恐らく日本一であろう。つくばいの青石は滋賀県の永源寺石。砂は京都の白川砂。(臨在禅・黄檗禅公式サイトHPより)


私的満足度「★★★」:ここは素晴らしいです。個人的には阿波国分寺以来の驚愕庭園です。あらかじめ最寄のバス停は「国泰寺前」であると調べてあったので、どうせすぐ側だろうと思ってバスを降りたところどこにもありません。運良く自転車に乗った高校生に場所を訪ねたらここから丘を2つ越えたところに階段が見えるのでそれを登ればすぐだと言われます。この日は35度はありそうなカンカン照りの日でしたので、2キロほど泣きそうになりながら歩きやっとこのお庭と巡り合えました。感動もひとしおです。



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