住所：新潟県三島郡与板町大字与板
アクセス：JR長岡駅〜バス
文化財：

与板陣屋は宝永２年（１７０５）に井伊直矩が与板藩に入封し現在地に移しました。井伊家は遠江国掛川藩３万５千石を有していましたが先代直朝が精神疾患を理由に改易され、名門の血族だった事もあり与板領２万石で家名相続が許されました。しかし、２万石の大名ながら城持大名の格が与えられず、参勤交代のない江戸定府を常としました。６代藩主直朗は幕閣に入り年寄の重責を担った事で城持ち大名へ昇格し、陣屋も大幅な改修、改築を行い城郭としての体裁を整え、工事は７代藩主直暉の時まで続けられたそうです。戊辰戦争では周辺諸藩に反して新政府軍に組した為、戦場となり大部分が焼失し、明治に入り廃城となっています。現在は、与板陣屋（城）跡地には文化センターの敷地になり冠木門が復元、遺構としては大手門が西本願寺新潟別院に、切手門が恩行寺の山門として移築され共に長岡市文化財に指定されています。（新潟県ＷＥＢ観光案内所ＨＰより）

写真上：復元冠木門（文化センター）
写真左下：移築切手門（恩行寺）
写真右下：移築大手門（西本願寺新潟別院）

私的満足度「★★」：門が３つ見れるところが見所。与板は陣屋の他に山城２つあり、ゆっくり時間あればお城好きには楽しめる町です。