住所:新潟県柏崎市大字椎谷字打越
アクセス:JR柏崎駅〜バス
文化財:県指定史跡
椎谷陣屋は椎谷藩堀家の陣屋です。藩祖である堀直之は堀直政の四男として生まれ、大坂の陣の功により1万石の大名となりました。当初は関東など領地が分割されていた事もあり仮陣屋を置く程度でしたが、領地替えの結果椎谷中心とした領土となった為、元禄11年(1698)4代堀直宥のときに唐箕前に陣屋を移し、正徳5年(1715)5代直央の時に現在地に椎谷陣屋を築きました。陣屋は標高20m、3000坪の規模で藩主邸、勤番所、馬場、砲術稽古場、井戸、土塁、表門、裏門、長屋、武家屋敷などの施設が建てられました。歴代藩主は定府大名だった為、堀家は基本的に江戸詰めとなり領内は不安定な状態が続き天明義民事件や堀之敏暗殺未遂事件などが起こっています。戊辰戦争では官軍側で行動し、一時水戸藩によって椎谷陣屋を奪取されましたが薩摩藩と長州藩の援軍を得て攻め込むと水戸藩は退却し、領内を制圧します。しかし、新政府軍が一端引き上げると隙を突いた水戸藩が再び戻り陣屋と城下に火をかけ大きな被害を受けます。現在は藩主邸跡などの平場は比較的よく残り、鎮守社だと思われる稲荷神社が再建されています。椎谷陣屋は昭和46年に新潟県指定史跡に指定されています。(新潟県WEB観光案内所HPより)
私的満足度「★★」:東京電力刈羽原子力発電所のすぐ北側にひっそりとあります。
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