住所:新潟市西蒲区石瀬
アクセス:JR岩室駅~タクシー
作庭・作者:枯山水庭園、ねこ(美石)
文化財:県指定名勝
新潟市西蒲区石瀬にある真宗大谷派の寺院。慶長年代(1596〜1614)、堀川庄兵衛と一族が信州水内郡から石瀬に移住し、寺を創建したとされます。石瀬は1815(文化12)年に与板藩領となり、寺院のある土地が与板城築城の予定地となったため、1816(同13)年に現在地に移されました。本堂や鐘楼、一切経蔵、庫裏書院、庭園などの移築、新築が行われ、1818(文政元)年に完成しました。
浄専寺の庫裏書院南庭は1816(文化13)年、寺院の移築時に造園された枯山水庭園。1990(平成2)年に新潟県の文化財に指定されました。作者は通称「ねこ」と呼ばれた三条の美石という庭師とされています。京都室町文化の影響が見られ、石組みにはこの土地の自然石が使われています。
浄専寺には親鸞聖人の形見の御木像が安置されています。親鸞聖人は1207(承元元)年に越後の国府(現上越市)へ配流され、越後に滞在していた間に彌彦神社へ参詣したとされています。その際に滞在した林部家の者が、後に形見として親鸞聖人に彫っていただいた御木像がありました。御木像は「聖人清水」に安置されていましたが、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で破壊されようとする前に、林部家により浄専寺に移されました。その後、傷みの激しかった御木像は、2005(平成17)年に京都の大仏師、松本明慶氏により修復されました。(ニイガタカラNet-HPより)
私的満足度「★★」:県の名勝とのことだったので岩室からタクシーで訪問。お寺の人が親切で詳しく解説してくれます。タクシーのメーターが上がってひやひやでした。
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