14神奈川県 鶴岡八幡宮 神苑

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所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2−1−31
アクセス:JR鎌倉駅〜徒歩
様式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:

当宮は康平6年(1063)源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。
その後、源氏再興の旗上げをした源頼朝公は、治承4年(1180)鎌倉に入るや直ちに神意を伺って由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の地にお遷しし、 建久2年(1191)には鎌倉幕府の宗社にふさわしく上下両宮の現在の姿に整え、鎌倉の町づくりの中心としました。 また、頼朝公は流鏑馬や相撲、舞楽など、今日にも引き継がれる社頭での神事や行事を興し、 関東の総鎮守として当宮に厚い崇敬の誠を寄せたのです。 以降、当宮は武家の精神のよりどころとなり、国家鎮護の神としての信仰は全国に広まりました。 当宮への信仰を背景に鎌倉を中心として興った質実剛健の気風は、その後「武士道」に代表される日本人の精神性の基調となりました。 現在では国際的史都鎌倉の中心的施設として国の内外より年間を通して数多の参拝者が訪れます。

湖石の庭:中国蘇州市園林管理局・蘇州市古典園林建築公司の技術者によって自然の太湖石を使って造成された庭です。太湖石(湖石)とは、中国江蘇省の太湖という湖の底から掘り出された石灰岩に属する天然の名石。中国の名のある庭園には、必ずといってよいほど湖石の石組がみられるそうです。我が国でも古来より「牡丹には太湖石」を描いてきたようです。絵画では日本人に親しまれてきたものの、実物を見ることができませんでしたが、昭和59年、宗之光・李清中国駐日大使夫妻のはからいで鶴岡八幡宮ぼたん庭園に寄贈されました。(鶴岡八幡宮HPより)

私的満足度「★★」:ボタン園はぼたんが咲いているときは500円だそうですが、何も咲いていない11月は100円でした。石庭(写真上)とか湖石の庭(写真下)とかも興味深く拝見致しました。



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