14神奈川県 石垣山城



住所;神奈川県小田原市早川1383-12

アクセス;JR小田原駅〜バス

文化財:国指定史跡

石垣山は、本来「笠懸山」と呼ばれていましたが、天正18年(1590)豊臣秀吉が小田原北条氏を水陸15万の大群を率いて包囲し、その本陣として総石垣の城を築いたことから「石垣山」と呼ばれるようになりました。
この城が、世に石垣山一夜城または太閤一夜城と呼ばれるのは、秀吉が築城にあたり、山頂の林の中に塀や櫓の骨組みを造り、白紙を張って白壁のように見せかけ、一夜のうちに周囲の樹木を伐採し、それを見た小田原城中の将兵が驚き士気を失ったためと言われています。しかし、実際にはのべ4万人が動員され、天正18年4月から6月まで約80日間が費やされました。

秀吉は、この城に淀君ら側室や千利休、能役者を呼び茶会を開いたり、天皇の勅使を迎えたりしました。
この城は、関東で最初に造られた総石垣の城で、石積みは近江の穴太衆による野面積みといい、長期戦に備えた本格的な総構えであったといわれ、度重なる大地震にも耐え、今日まで当時の面影が大変よく残されています。この地は国立公園区域及び国指定史跡に指定されています。(小田原市HPより)

私的満足度「★★★」:伊豆や箱根には年10回は行くのに、ここは不便なので今まで足が遠のいていました。「続100」に指定されたこともあり、「ヨロイズカファーム」と併せ訪問です。小田原市の「うめバス」で往復500円です。お城はというと、石垣の残り具合も良く、本丸からの海・そして小田原城の眺めも素晴らしく、お勧めの近場城です。



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