所在地:東京都台東区池之端1-4-24 アクセス:湯島駅〜徒歩 形式・作庭:庭園 文化財:国指定名勝 近代日本を代表する画家横山大観(1868〜1958)の自宅兼画室及び庭園で,不忍池の西に位置する。大観は東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学し,明治39年(1906)に,日本美術院を設立した岡倉天心とともに茨城県五浦に移る。その2年後に居宅が火災で全焼したため,東京の下谷区に仮寓を得,翌年この地に本宅を構え,死去するまでここで日本画の創作を行った。 住居は,昭和20年(1945)の東京大空襲で蔵を残して焼失したが,同29年(1954)に大観の強い意思によってほぼ同じ形に再建された。 木造2階建ての数寄屋風日本家屋で,1階部分には焼失前にもあったものを再現した客間の鉦鼓洞(しょうこどう)などがある。 2階は画室で,窓を多く設けて自然光を十分に採り入れている。 主庭は建物の南側に広がり,中央部に細長く折れ曲がる池泉を設ける。建物から見て右奥には築山が築かれ,その前には細川護立侯爵から贈られた庭石を据える。大観は庭園に植栽する樹木について,自らスケッチで示し,植栽時にも植える位置や向きを指示した。また,樹木などの庭園内の素材を多く画題に選んでいる。自然の風情を好んだ大観の思想及び感性が大きく反映され,日本の近代の美術史及び造園史の展開を考える上で貴重である。(文化庁HPより) 私的満足度「★」:平成28年11月18日、名勝指定され、すぐに行けそうな所なので早速行ってきましたが、幼いころ遊んだ祖父の庭と大差ないような印象。最近名勝指定されるものは今一つなものが続いています。
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