所在地:東京都板橋区小豆沢3-7
アクセス:地下鉄志村坂上〜徒歩
形式・作庭:
文化財:板橋区指定記念物
「境内山の腰より清泉沸出」と「江戸名所図会」(江戸時代の地誌)の挿絵に描かれた薬師の泉は、かつてこの地にあった大善寺という曹洞宗寺院の境内にありました。
江戸時代、8代将軍徳川吉宗が志村周辺で鷹狩りをした際、大善寺に立ち寄り、境内湧き出す清水を誉めて、寺の本尊である薬師如来を「清水薬師」と命名したと伝わっています。
この他にも、江戸時代の文献などには、薬師の泉や周辺の清水に関する記載が多く見られ、この地が古くから良質の水を産する土地であったことを物語っています。
板橋区では、先の挿絵をもとに庭園整備を行い、平成元年(1989)12月に「薬師の泉庭園」を開園いたしました。挿絵は、現在のあずまや付近から見下ろした境内の風景を描いています。画面左上に見える道は、中山道の清水坂です。泉の水は、中山道を通る旅人の喉も潤していたのでしょう。教育委員会では、この整備をうけえ、平成2年度、塔庭園を記念物にしていしました。(現地案内板より)
私的満足度「★」:さやの湯に行くときについでに訪問。もう一つの出来栄えでした。
|