所在地:東京都国分寺市南町二丁目16番地 アクセス:JR中央線国分寺駅〜徒歩 形式・作庭:回遊式林泉庭園、仙石 文化財: 殿ケ谷戸庭園(とのがやとていえん):大正四年、満鉄副総裁江口定修氏が、この土地に魅せられて別荘を設けました。豪華な洋館の内部から見渡せる広々とした庭の意匠は、武蔵野の自然景観を愛した江口氏の意向を受けた赤坂の庭師「仙石」が腕をふるいました。 昭和四に、三菱財閥の岩崎彦弥太氏が取得し、別邸として再整備しました。津田鑿の設計による素朴さを意識的に表現した和洋折衷の本館、豪放さを秘めた数寄屋造りの亭(あずまや)などを配置して、武蔵野の自然植生を取り込んだ回遊式林泉庭園が完成しました。昭和三十七年、この庭園を都市公園とする都市計画決定がなされましたが私有地であったために、昭和四十一年秋から四十七年にかけて、この庭園を商店街にしようとする計画が浮上しました。俄然、庭園として自然環境をすべきだという意見が、市民運動となって湧き起こりました。その結果、昭和四十九年に市民の声に応えて東京都が買収し、昭和五十四年四月から都立有料庭園として一般に公開しました。なお、庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来します。(いい東京HP、公園へ行こうHPより) 私的満足度「★」:国分寺の南口すぐにあります。ここにも岩崎の別邸があったとは。 平成23年9月23日付にて国の名勝に指定されました。 |