所在地:東京都新宿区内藤町 アクセス:地下鉄丸の内線新宿御苑前〜徒歩 形式・作庭:風景式庭園 文化財: 新宿御苑の敷地は、天正18年(1590)に豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部です。 東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保に及ぶ広大な土地で、のちの甲州街道や青梅街道になる江戸から西にのびる街道と、鎌倉街道が交差する要所であったことから、この一帯の警護など軍事的な目的で家康が信頼できる家臣に与えたとされています。 内藤氏7代清枚は元禄4年(1691)に三万三千石の信州高遠城主となりました。内藤家の屋敷地はその石高に比べてあまりにも過分であったため、その後かなりの部分を幕府に返上しましたが、明治5年にはまだ十万坪以上が残されていました。 新宿御苑は、この内藤家の九万五千坪余と、当時すでに私有地化していたものの、もとは内藤家の屋敷地であった隣接地を合わせた十七万八千坪(58.3ha)の土地に誕生することとなりました。 戦後、一時東京都立農業科学講習所高等科が設置されたこともありましたが、昭和22年12月、新宿御苑は皇居外苑、京都御苑とともに国民公園として運営される旨が閣議により決定し、昭和24年5月21日に「国民公園新宿御苑」として一般に開放され、昭和25年に厚生省の所管となりました。 その後、昭和46年7月の環境庁の発足にともない、全国の国立公園などとともに所管を環境庁に移しました。そして平成13年1月の省庁再編により環境省に所管を移し、平成18年に「新宿御苑」という名に冠してから100周年を迎え、現在に至っています。(新宿御苑のHPより) 私的満足度「★★」:私の家の近所で何時行っても期待を裏切らないところです。 |