13東京都 根津美術館 庭園

フレーム

住所:東京都港区南青山6-5-1
アクセス:地下鉄表参道駅〜徒歩
作庭・作者:

根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(1860〜1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館です。
山梨県に生まれた初代嘉一郎は、若い頃から古美術品に関心を寄せていたようです。明治29年(1896)東京に本拠を移すと、実業家、政治家として腕を振るい、また教育界にもその活躍の場を広げるかたわら、茶の湯にいそしむようになると、美術品の蒐集にはさらに拍車がかかりました。その蒐集ぶりは豪快を極めたと語り草になっています。そして、それらのコレクションを単に秘蔵するのではなく、「衆と共に楽しむ」ことが初代嘉一郎の願いでした。
その遺志を継いだ二代根津嘉一郎が、昭和15年(1940)に財団を創立、翌年根津美術館が開館しました。昭和20年、戦災で展示室や茶室などその大部分を焼失しましたが、昭和29年に美術館本館を再建、昭和39年には増築を行い、平成3年(1991)には創立50周年記念事業としてさらに増改築を行いました。根津美術館を訪れる楽しみの一つに、都会のオアシスとも言われる庭園の散策があります。1階の庭園口、または地階の茶席口から出て石畳の小径を進み樹々の中へ入ってゆくと、茶席やさまざまな石造物が見えてきます。ここは、その起伏に富んだ土地を気に入った初代根津嘉一郎が明治39年に求めた場所です。深山幽谷の趣のある庭園を造り、田舎家風の建物や茶席を配し、大正2年にはその成果を世に問うとして「庭園講評会」を行いました。
新しい美術館の建設に際して、主要な園路をこれまでの飛び石から歩きやすい石畳に改めました。自然そのままの景観を作り出した初代の意を汲みつつ、誰もが散策を楽しめる庭園に作り替えたともいえます。美術館鑑賞のあとに、緑豊かな庭園の四季の移ろいをお楽しみください。(根津美術館HPより)

私的満足度「★★」:平成21年10月7日、根津美術館がリニューアルオープンしましたので早速行ってきました。さすがは東京屈指の庭園と言われるだけあって期待を裏切りません。味わい深い石灯篭もごろごろ配置されています。但し美術館入場料1200円はちとキツイです。


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