所在地:東京都新宿区西早稲田3−5 アクセス:都電荒川線「面影橋」駅〜徒歩 形式・作庭:池泉回遊式庭園 文化財: 甘泉園公園は、もともとは、徳川御三卿(徳川御三家を補佐する役目。)の清水家の下屋敷であった。そのため、日本式庭園が残っているという、新宿区立の公園です。この公園では、江戸時代当時の大名達が、国元や出張先の江戸屋敷によく造られ流行った、池や中島、磯渡り、築山を配した、回遊式庭園(別名、大名庭園とも言われる。)回遊式庭園を見ることが出来ます。甘泉園の日本式庭園は、高田馬場から、神田川に向かう、傾斜地を上手く利用して造られ、山吹の井と呼ばれる、ひょうたん型の池が配置されている。現在、この甘泉園公園は、広さが、約14,000uもあるが、当時の下屋敷の面積は、公園の南側に隣接する、「水稲荷神社」や、この公園の近くにある「公務員住宅」を含んでおり、もっと大きな面積があり庭園の規模もさることながら、合わせて、当時の大名屋敷の敷地の広大さに驚きを感じます。清水家の屋敷で有ったこの甘泉園公園の土地は、大政奉還の後、明治時代には、相馬候爵邸となり、そののち、昭和初期は、早稲田大学が譲り受け、昭和36年に、経済学部増築にあたり旧水稲荷神社境内と土地交換をし、同神社が庭園の一部に移転し、東京都に売却された。都立公園となった甘泉園公園は、その後、昭和44年に新宿区に移管された。現在に至っております。 甘泉園の名前の由来は、庭園の中央から湧き出している湧き水があり、その湧き水が、お茶を入れるのに適していたからと言うことであります。そのため、湧き口には、文化8年建立の「甘泉銘並序」石碑があった。また、甘泉園公園では、毎年、冬になると、兼六園のように、の樹木に雪吊りが施され季節感を味わえると共に、訪れる時期によっては、石榴の花が見られたり、つつじの花が見られたり、四季を通じて楽しめる公園です。(東京都HPより) 私的満足度「★」:早稲田の裏側という比較的地味なところにあります。近所の子供が遊ぶごく普通の公園でした。 |