所在地:東京都町田市能ケ谷町1022
アクセス:小田急線鶴川駅〜徒歩
形式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:
町田市内には鎌倉街道「上道」と「中道」があり、鎌倉から柏尾川沿いに北上し二俣川を経て十日市場・奈良町・岡上を通る中道は町田市内へ入ると「早ノ道」と呼ばれ、能ヶ谷・広袴・真光寺を経て上道と合流します。源頼朝は奥州攻めで中道を通り、畠山重忠が北条義時と二俣川で合戦した時も中道を通ったと思われます。
大永五年(1525)神蔵宗家第二十四代盛清はこの地に城を築き中道を南進して来る河越勢(扇谷上杉)と奈良町の浄土野森で破り、北条氏綱公より三十貫文(二十四万坪)の地を賜る天文十三年(1544)瑞香殿主屋を建てこの地を「直ヶ谷」〜天正二年能ヶ谷〜と名づけ居を構えました。
香山園庭園美術館では瑞香殿主屋(明治三十九年建て替え)を美術館とし御所絵屏風や富岡鉄斎の屏風を常設展示し、年三回展示替えをして折ります。
日本庭園は池泉回遊式で春には折々の花、秋は紅葉、カワセミ・アオサギ・アオゲラ・オナガなど鳥が舞い、時代劇(NHK大河ドラマ八代将軍吉宗)も撮影されました。
香山には高塚古墳、横穴古墳があり、古代より武蔵府中へ向かう街道があり、九州へ赴く防人の妻は「赤駒を山野に放し捕りかにし多麻の横山徒足行かやらむ」と読んだ多摩の横山の地であり、古代の馬牧もあったと思われ、今も鎌倉街道「早ノ道」面影が残るロマン溢れる処です。(町田市HPより)
私的満足度「★★」:いろんなサイトをみると何やら胡散臭い感じがしないではありませんが、予想以上に立派な庭園でした。真冬でも見ごたえ十分。季節の良いときに再訪したい感じです。
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