13東京都 深大寺城

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住所;東京都調布市深大寺元町

アクセス;調布駅〜バス

 深大寺城趾は16世紀前半、南関東を舞台に繰り広げられた小田原北条氏(後北条氏)と上杉氏の攻防の中で、扇谷上杉氏が築造した戦国時代の城館跡です。1524年に北条氏綱に江戸城を奪われた扇谷上杉朝興は、江戸城奪回の長年の夢を果たせず、1537年4月に河越城で病死しました。わずか13歳で家督を継いだ息子の朝定は、父の意志を継ぎ、江戸城を奪回するための前進基地として、多摩川を挟んで北条方の小沢城に対峙する深大寺の地にあった「ふるき郭(古城)」を数ヶ月で再興しました。しかし同年7月、氏綱は深大寺城を攻めずに朝定が居城する河越城を直接攻めたため、そのまま廃城となりました。

 関東の城館跡の多くが小田原北条氏によって手が加えらてれいるのに対し、深大寺城趾は北条方による改変を受けず。扇谷上杉氏系の築城技術を残す希少な城跡として考えられ、また関東における戦国大名や城郭の変遷を知るうえでも貴重なことから、平成19年に国の史跡に指定されました。

  深大寺城は3つの郭が直線上に配置された連郭式縄張りの中世城郭ですが、都市近郊にありながら腰郭、土塁、空堀などの遺構が良好な形で残っており、城郭の大部分は都立植物公園の分園、水生植物園として城跡を保存しながら整備・公開されています。(深大寺sanpoHPより)

 
私的満足度「★」:深大寺お参りと蕎麦を食べに来たついでに訪問。一応空堀の後らしきものが確認できます。



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直線上に配置