所在地:千葉県野田市関宿町230−1 アクセス:東武伊勢崎線東武動物公園駅〜バス 長禄元年(1457)、古河公方足利成氏の有力家臣簗田成助が水海城(茨城県総和町)から関宿に移って築城したのが関宿城の始まりと伝えられています。以来簗田氏の居城となった関宿城は、「抑彼地入御手候事者、一国を被為取候ニも不可替候」(喜連川文書)と象徴されるように、後北条氏が北関東へ勢力を伸ばす上で戦略的拠点でした。天正2年(1574)に簗田氏が関宿城を開城し、その後は後北条氏の支城として戦略上重要な前線基地となりました。 天正18年(1590)、松平康元(徳川家康異父弟)の入城が関宿藩の始まりで、以後江戸幕府は代々ここに譜代大名を配してきました。藩主は8家23代にわたっていますが、なかでも久世氏の治世が最も長く、老中などの要職に就き幕府内で重要な地位を占めました。また、川越城や佐倉城などとともに江戸城防衛の重要拠点であり、利根川水運の中継地点に位置していたことから、幕府は関宿城をとても重要視していました。 幕末になると関宿藩内は勤皇・佐幕派に分裂し、波乱の中で明治維新を迎え、明治4年(1871)の廃藩置県で関宿藩が廃止されました。翌年には新政府の方針で関宿城の廃城が決定されました。数年のうちにすべて取り壊され、ここに400年余りに及ぶ関宿城の歴史に終止符が打たれました。(千葉県立関宿城博物館HPより) 私的満足度「★★」:菜の花と桜に囲まれ素敵です。春に来て土手のお散歩が気持ち良いです。 |
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