12千葉県 鏡忍寺



所在地:千葉県鴨川市広場1413
アクセス:安房鴨川駅からバス

日蓮聖人四大法難の一つ、小松原法難の霊場であります。
文永元年(1264)11月11日この地で地頭東条景信等に襲撃され弟子の鏡忍坊と信者の工藤吉隆公が殉死、日蓮聖人も腕を折られ頭部に刀傷を負ったのでした。後に日蓮聖人は2人の菩提を弔うため日隆上人(工藤吉隆公の遺子)に命を下し開創されたのが当山の始まりでございます。
当山には日蓮聖人ゆかりのものから、江戸期に活躍した地元鴨川出身の彫り物大工「波の伊八」作の七福神の彫刻や明治の俳人「正岡子規」がこの地を訪れて詠んだ句碑などもございます。
また境内には、四季折々の草花やとても大きな木々が生い茂っており、中でも日蓮聖人法難の際、危ういところ救った鬼子母神が降臨されたと伝わる「降神の槙」は樹齢が千数百年といわれております。(鏡忍寺HPより)

<四大法難とは> 日蓮大聖人は一生のうち生命にかかわる法難を四回、小さな法難は無数に受けられました。四大法難といいますのは、
・40歳のとき伊豆伊東の俎岩に置き去りされた「伊豆法難」
43歳のときに房州小松原で地頭東条影信の一軍に襲撃された「小松原法難」
50歳のとき片瀬の龍口刑場で処刑されようとした事件。このとき鎌倉一帯には不思議な現象が起り、処刑は中止されたことは有名です。これを「龍口法難」といいます。
同じその年、佐渡遠流の難にあい、配所の佐渡における生活は、寒さと飢えに悩まされる過酷なものでした。これを「佐渡法難」といいます。

私的満足度「★★」:誕生寺、清澄寺と参拝したついでにこちらも訪問。他に参拝者なく静かに見学できました。


   



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