住所;群馬県多野郡吉井町 この表門は、吉井陣屋が宝暦2年(1752)に矢田から吉井に移った後に建てられ、建造年代は不明で、ほぼ200年を経ている。明治4年の廃藩置県に陣屋も解体されて、この表門も売却され、東深沢の新井家に移築されていた。昭和45年に当主新井潔氏が吉井町に寄贈し、この地に復元された。間口5.8m、奥行2.47mあって、控柱から架けられた梁によって切妻屋根が前方へ持ち出しになり、側面の姿が非対称形になっている。鬼瓦に家紋の「丸に葉牡丹」が示され、屋根は軒反があったが、移築の際に直線屋根になった。板扉は矢弾を通さないといわれる「サイカチ」(豆科)の材が使われている。(現地掲示板等より) |