住所;群馬県甘楽郡甘楽町小幡
アクセス;上信電鉄上州福島駅〜タクシー
文化財:
名勝楽山園は、小幡の地に構築された小幡藩邸に伴う庭園である。
元和元年(1615)織田信長の二男信雄が、大和宇陀郡三万石と上州小幡二万石を与えられ、翌2年信雄の子信良が当町福島の仮陣屋に入り、織田氏による小幡藩政が始まる。
小幡藩邸(陣屋)は、寛永6年(1629)、3代信昌が計画し、寛永19年(1642)に完成したと伝えられ、雄川の断崖を要害とし、雄川堰から豊かな用水を取り入れ築かれている。 明和4年(1767)織田氏が出羽高畠へ移封された後、代わって小幡藩主となった松平氏もこの藩邸を本拠とし、明治までこの地を治めた。 楽山園は、織田氏による造営とされ、「智者ハ水ヲ楽シミ、仁者ハ山ヲ楽シム」という「論語」の故事から「楽山園」(ラクサンエン)と名づけられたと伝えられています。江戸時代初期の池泉回遊様式の庭園で、広い昆明池を掘り、いろは48石を配し、築山に四阿を建て、借景によって庭園美を盛り上げる造り方は、当時の大名の趣向をよく表しており、県内唯一残っている大名庭園として貴重な遺跡である。町では、平成8年度に「整備委員会」を設置し、平成9年度から発掘調査を実施して復元的整備にむけた検討を行い、平成12年度に整備基本設計書を策定し、平成14年度より10ヵ年計画で整備事業に着手している。(現地掲示板等より)
私的満足度「★★」:「楽山園」はまだ整備途上でした。平成23年には御殿も復元するようなことが書いてありました。
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