所在地:群馬県太田市金山町 アクセス:東武伊勢崎線太田駅〜タクシー 文化財:国史跡 金山城は、廃城後400年以上経過し、当時の建物こそ残っていませんが、戦国時代の城の中心的な防御施設である土塁や堀切の遺構が明瞭に残っており、金山山頂から四方に広がる尾根を造成し、曲輪(くるわ)とし、城が築かれていることがわかります。このようなことから、金山城はその歴史的価値の高さと遺構の残りの良さが評価され、昭和9年(1934)に金山山頂を中心とする尾根部分18.3haが国の史跡に指定されました。 しかし、遺構の分布は山上だけでなく、山麓を含め、ほぼ金山全山300ha近くに及んでおり、金山各所に土塁・堀切・石垣・曲輪の跡などが残っています。金山を散策すると山のあちこちでこれらの遺構を見ることができました。このため、遺跡の保護保存及び整備活用の観点から、平成14年(2002)に、これらの遺構のうち、特に重要な北城(坂中)・八王子山の砦・大手の士(さむらい)屋敷を含む79.5haが追加指定され、現在、97.8haが国の史跡に指定されています。 金山城の特徴としてまずあげられるのが、石垣・石敷きを多用しているということです。従来、関東地方においては、戦国時代の城に石垣はないとされてきました。しかし、以前から地元の研究者により、詳細な現地調査に基づき、金山城は石垣の城であるという見解が示されていました。事実、実城(みじょう)・新田神社裏手の石垣が様々な城郭関係の図書にも紹介されてもおりましたが、城郭史の定説をくつがえすには至っていませんでした。 (太田市HPより) 私的満足度「★★」:石垣が凄いじゃないですか。関東にもこんな良い城があったとはと驚きました。 |