住所;茨城県笠間市笠間
アクセス;JR笠間駅〜バス
文化財:
笠間城は鎌倉時代初期の承久元年(1219)から10数年がかりで、下野守護・宇都宮頼綱の甥にあたる笠間時朝が築城した。
笠間氏は宇都宮氏一門として戦国時代まで勢力を誇っていたが、天正18年(1590)豊臣秀吉による小田原征伐に際し、北条氏に加担したため滅亡。その後、笠間城には本家の宇都宮氏の城代が置かれたが、平安時代からの名族宇都宮氏も嗣子問題のもつれから、慶長2年(1597)秀吉によって総領地を没収され、慶長3年(1598)会津若松城主であった蒲生秀行が宇都宮城主となると、笠間城も蒲生氏の持城となった。
慶長5年(1600)関ケ原の合戦以後、徳川家康の実子松平康重が3万石で入封し、笠間藩が成立する。松平康重が慶長13年(1608)に丹波篠山へ移ると、小笠原氏・戸田氏・永井氏と城主は代わるが、元和8年(1622)常陸真壁から浅野長重が5万3千石で笠間城主となった。
正保2年(1645)浅野長重の後を継いだ浅野長直が播州赤穂に移った後、井上氏・松平氏などを経て、延享4年(1747)牧野貞通が日向延岡より8万石で笠間城に入城。以後、牧野氏8代の居城として明治維新を迎えた。(現地案内板より)
私的満足度「★★★」:石垣が見事に残っているので興奮してしまいました。真浄寺へ移築された八幡台櫓も良かったです。
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