住所;山形市鉄砲町2−5−7 アクセス;JR山形駅〜徒歩 作庭・作者:林泉庭園 文化財:市指定名勝跡 本堂書院の南方に築かれた、東西70m,南北30〜40mの東西に長い林泉庭園である。その池は東南の滝口から西北の池尻に流れる流水式で、これに南岸から大きな出島、北岸から細小の出島が相呼応して庭に幽玄さを添える。石組みに滝組みに三巨石を立て、そこにかかる滝を二段落ちに落とす。滝口から南岸に連ねて巨石を多く配し、岩磯風の趣が深いのに対し、手前の北岸が緩い傾斜の芝草帯で、穏かな洲浜風となって彼比対象の妙を見せる。 点在する石組みに添えて、キャラ・イブキなどの常緑樹、サツキ・モミジなどの落葉樹の植栽が配され、本来は竜山・千歳山が南東に借景となって、十分の効果をあらわしていたことであろう。書院上から眺める観賞本位の書院庭の面影が偲ばれる。 築庭の年代も作者名も明かではないが、徳川初期をくだらぬものと推定される。本県内では最も古い庭園の1つであり、東北地方でも数指の内に入る。しかもその規模の大きいこと、後世の補修を見ないこと等に類の少ない価値がある。(山形観光情報HPより) 私的満足度「★★」:ここは市の指定ですが、どうして、県とか国の指定名勝になっていてもおかしくない出来だと感じました。お見事です。 |