06山形県 上山藩武家屋敷庭園

フレーム

所在地:山形県上山市元城内 3-7の周辺
アクセス:JRかみのやま温泉駅〜徒歩
形式・作庭:池泉観賞式庭園
文化財:

武家屋敷について:上山城(月岡城)が天文4年(1535)に築かれると、その西・北部一帯は武家屋敷となり、この仲丁通りには、藩の要職にあった家臣が居住していた。現存している家屋は、茅葺屋根、鉤形の曲屋で、玄関と通用口とを別にする武家中門造りの建築様式であり、17世紀中頃の建造と推定され、屋敷の周りには土塀または土塁が築かれていた。後に、藤井松平氏時代に西山の谷川から引水して造られた庭園の池は、風致を添えると共に、防火用水ともなっている。

森本家庭園(写真下):十一代秀晋は本邸を「錦繍亭」と愛称し、庭園を「黄華園」と命名し、早春の黄花を好んで観賞したと伝えられ、今にその面影を遺している。現在の当主は十五代目である。

三輪家庭園:庭園には北面に築池を配し、松や樅の木に躑躅などもあって武家屋敷の風情を添え、往昔の佇まいを偲ばせている。現在の当主は五代目である。

山田家庭園(写真上):屋敷には松の大樹があったことから、この本邸を「松陰亭」と愛称し、庭園には高野槇や躑躅・百日紅などもあって風情を添え、武家屋敷としての面影を遺している。現在の当主は九代目である。

旧曽我部家庭園:庭園には築池を配し、樫・松・桜・梅擬や躑躅などもあり、黒竹や桧葉の生垣を廻らし風情を添えている。(現地案内板より)

私的満足度「★★」:4軒目の曽我部家は現在空き家となっているためか、近所のおばさんたちがお茶飲話をする場所になっているようです。庭に「紫苑庭」という立派な名前を付けていますが、一番大したことありません。



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