所在地:仙台市青葉区片平一丁目2-5 アクセス:JR仙台駅〜バス 形式:池泉回遊式庭園 仙台藩の山伏は現在の良覚院丁公園内にあった良覚院が総触頭で、仙台市の旧町名に良覚院丁を初め、教楽院丁、大行院丁、覚性院丁、金剛院丁、花京院通り、南光院丁という町名が残っている。良覚院は京都聖護院(天台修験)の末寺で良覚日林が開祖である。日林から第十七世栄真の時、政宗が米沢在城の時から従事し、政宗が岩出山から仙台に居城を移した慶長七年(1602)現在の良覚院丁に移り、栄真を中興開山として、慈雲山祈泉坊良覚院と号した。以来良覚院は藩内修験の元締めとして、代々伊達家の信頼が厚く、権威もまた甚だしかったことでも知られる。明治五年(1872)太政官布達によって修験道は廃止され、山伏は天台、真言両派に分属し、良覚院は廃寺となった。現在遺存している庭園は良覚院の隆盛の時期に造られたものと思われるが、明治五年廃寺となってから庭園はさびれ、明治二十一年(1888)から五年がかりで全面的に改修された。昭和三十年に市の所有となり、さらに補修が加えられ、現在は茶亭緑水庵として一般に公開されている。 良覚院丁公園は、市街地の中にありながら濃い緑に覆われ、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 公園内には、茶室「緑水庵」があり、庭園にアカマツが植えられ、春日石灯篭、池に架かる一枚物の石橋、見応えのある景石などが置かれ、訪れる人に憩いのひとときを与えてくれます。 特に6月の梅雨の時期は、庭園一面を覆っている苔が十分に水を含んで、緑のじゅうたんを敷き詰めたようになり、木々の深い緑と相まって光さえも緑色に輝いているように感じられます。 市街地に残された杜の都の貴重な緑のスポットです。(仙台市HPより) 私的満足度「★」:市街の中心地に静かな空間が残されているといった感じ。 |