住所;盛岡市南大通7番3号 アクセス;JR盛岡駅〜バス 作庭:池泉回遊式庭園 文化財:盛岡市保護庭園 庭は建物からの奥行き3分の2ぐらいのところに東→北→南西方向に広がる池をうがち,その東端は滝口風の水口となって,それから流れを経て池になっています。池の対岸東寄りに築山を配して,ここに庭の中心を置き,その対角線にあたる南西隅一帯はウメ,サクラの樹林としているなど,その配置は巧みです。建物からの正面右寄りは,かつて借景的扱いをしていたものと思われます。 市内には池泉回遊式庭園は多い中にあって,この庭はひときわ優れているといわれています。この庭園は明治維新後のことしか詳しく分かっていませんが,維新前までは花輪という武士の屋敷であったといわれています。1868年(明治初年),菊池金吾の所有となりました。「賜松園」という名の由来については,この建物が明治天皇御光臨のおりに宿舎にあてられ,庭の松が「見馴れの松」と名付けられたのですが,1884年(明治17年)11月盛岡の大火でこの見慣れの松が焼けたため,後に陛下より3本を賜ったことから,このように呼ばれるようになりました。エドヒガンの樹齢からして,江戸中期頃の作庭と推定されます。(ウェブ盛岡HPより) 私的満足度「★」:隣りに建つホテルエンペラーや、隣家の青色物置が視線に入るのであまり良い写真にはなりません。素材は良いものをもっているのに残念です。 |