住所;盛岡市清水町144番地1 アクセス;JR盛岡駅〜バス 作庭:池泉回遊式庭園、阿部仁太郎・川目末松 文化財:盛岡市保護庭園 建物の南側の河成段丘(低い)を利用したもので,今は枯渇していますが,段丘崖の崖麓に湧く2箇所の湧水を基礎にして池の形を決定しています。池は庭園面積の3分の1を占め,市内の池を持つ庭園のうちでは最も大きく深い池であり,形は変化回遊式庭園としては市内第一です。また,市内に多く見られる池泉回遊式庭園の千編一律な地割計画に比べて異色があり,この点からも,きわめて優れた庭園といえます。 現在の邸宅は1885年(明治18年)の建設とされていますが,南昌荘の屋敷名は後年新渡戸仙岳の命名によります。庭園部分は,1868年(明治初年)ごろ,瀬川安五郎所有時代に,阿部仁太郎(大清水多賀の庭園を作庭した阿部長太郎の父)と川目末松の2名の手で作庭。一部は東京の庭師に造らせたという説もあります。作庭年代は,1877年から1887年(明治10年から明治20年)の間と推定されます。 その後,屋敷の所有者は大矢馬太郎,金田一国土,赤沢多兵衛と変遷しましたが,卓越した技術を持つ庭師三代の藤村治太郎・益治郎・典哉(現在有限会社豊香園)らの協力を得て,おおむね作庭当初の姿を保持しつつ,現在のいわて生協協同組合の管理下に移行しました。(ウェブ盛岡HPより) 私的満足度「-」:なんと休館日でした。隣りの家から覗いたところ、なかなか良さそうな感じではありましたが。 |