所在地:岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山地内 アクセス:JR東北本線平泉〜徒歩 形式・作庭:浄土庭園 文化財: 三代秀衡造営の無量光院は『吾妻鏡』によると新御堂(にいみどう)と号しました。新御堂とは毛越寺に対する新院の意味で、毛越寺の付属寺院でした。堂内四壁の扉には観経の大意を描き、秀衡みずから描いた狩猟の様子が図絵してありました。本尊は丈六の阿弥陀仏で三重の宝塔があり、院内の荘厳や建物の向き、地形までもことごとく宇治平等院を模したと言われます。中堂前に磚(せん)瓦を敷き詰めていることと池に中島があることが、平等院に見られないことです。発掘調査によると、四囲は東西約240メートル、南北約270メートル、面積約6.5ヘクタールで、毛越寺より一回り大きかったことがわかりました。平泉の猫間が淵を宇治川に、束稲山を宇治の朝日山に見立てて借景としており、庭園は毛越寺や観自在王院と同巧で、典型的な浄土庭園でした。金鶏山を背景としたこの庭園は、華麗な東向きの寺院と相まってまことに美しかったであろうと想像されます。(毛越寺HPより) 私的満足度「★」:毛越寺・中尊寺の側にあります。まあ遺跡ですから少し窪んでいるだけです。 |