住所:弘前市新寺町108 アクセス;JR弘前駅〜バス 作庭・作者:築山泉水庭、伝 野本道玄 文化財:県指定名勝 貞昌寺庭園は、本堂から書院、庫裏へ東西に長く連続する建物の南側、主に書院を中心に作られた築山泉水庭で、鑑賞(座観)式と回遊式を兼ねた庭園である。また、景観構成の面からみると、岩木山と岩木川、川向こうの里山を含め、津軽平野の風景を描写した縮景式庭園であり、加えて背景に県境の山並みを取り込んだ借景式庭園でもある。 作庭者は、津軽氏4代藩主信政に召し抱えられた野本道玄と伝えられている。貞昌寺は2度の全焼に遭っており、庭園は昭和50年頃から約20年の歳月をかけて復元されたものである。 地割は庭園全面積の3分の1を占める平坦な芝生地を中心に、後方東から南側には細長い池が横たわり、池の背後は全面に里山風の低い築山群、さらに右手(西側)には岩木山を模写した富士山型の築山を配し、その北側庫裏との間には、芝生地との間を簡素な結界で距てられた内庭が設けられている。 植栽はアカマツ、クロマツ、イチイ、サワラ、ツバキ、モミジ類、ツツジ類など樹種が豊富で、主に築山一体と本堂脇出入口附近、庫裏前中庭に植えられており、後方には高・中木、前面には段作りや玉物などの修景樹を景石、石組と組合わせて散植している。(青森県庁HPより) 私的満足度「★」:芝生が綺麗で西洋庭園の風情もあります。拝観無料。いやな顔一つせず見せていただけます。 |