ルードウィヒ先生の特別講義
Special Lecture of Prof. Dr. Harald Ludwig

終了させていただきました。

日時 2003年10月1日 (水) 18:00〜20:00
場所 上智大学中央図書館 9階 L-921
講師 ハラルド・ルードウィヒ先生
通訳 クラウス・ルーメル先生
演題 「 モンテッソーリの平和教育 」
――宗教と倫理とのかかわり――
    
講師紹介
Prof. Dr. Harald Ludwig
ミュンスター大学教育学部教授
ミュンスター大学モンテッソーリ学術センター所長
国際モンテッソーリ協会理事
ドイツ・モンテッソーリ協会副会長
1940年 ドイツ・ケルン生まれ
1962年 22歳の時、日独学生交換生として上智大学を表敬訪問
      上智コースの委員長K・ルーメル先生は、当時上智大学の理事長
1975年 ケルン大学 博士取得
1991年 ボン大学 教授博士取得
専門分野
改革教育(新教育)
モンテッソーリ教育学
著書 1976年 『 物質主義と形而上学 』
1981年 『 総合学校に関する論争 』
2000年 『 一つの世界のための平和教育 』
その他 100以上の著作


ルードウィヒご夫妻とクラウス・ルーメル先生


 大空も高く澄みきった日の夕方、秋風が頬に感じる時間にProf. Dr. Harald Ludwigの特別講義が始まりました。
学術的な内容を大変分りやすく日常会話の言葉で講義して下さいました。
大勢の方が聞きにきて下さって、大変好評で、大盛会のうちに終了させていただき感謝を申し上げます。
ご講義の後も、出席者はなかなかその場を立ち去り難く、子どもたちと平和のためにどんなことができるかを考えされられ、みんなで平和教育に関するモンテッソーリ教育の考え方の余韻を楽しみました。
ご来聴どうもありがとうございました。



特別講義の内容 ルードウィッヒ先生が講義中なにげなく質問したドイツ語、
ルーメル先生がなにげなく答えたドイツ語! 
二人のドイツ語には、ケルン地方のなまりがあった。
二人はケルン生まれの同郷人なのがドイツ語で分る。 
だから、とても気の合った楽しい講義でした。
モンテッソーリの平和教育―宗教と倫理のかかわり―
1. モンテッソーリの人間観
2. 道徳教育と社会教育
(1)「道徳教育」の理解
(2)モンテッソーリによる道徳教育と社会的教育
3. 宗教教育
(1)モンテッソーリ教育における宗教の意味
(2)宗教教育における発達段階の諸問題 ※ドイツ語原文と邦訳は日本モンテッソーリ協会
(学会)機関誌『モンテッソーリ教育』36号に掲載
される。
平成16年(2004年)3月20に発行予定
(3)“La preghiera”―祈り
4. 平和教育
(1)従来の平和に対する努力への批判
(2)モンテッソーリの平和教育への提言