ルーメル (Klaus Luhmer,S.J.) の近況

2007年夏

              残暑お見舞い申し上げます

世界中のどこの国も、今まで体験したことのないような猛暑で、毎日、大勢の人が熱中病で死んでいると報告が届いてきます。みなさまは、どのように過ごしておられますか。それぞれが健やかに、一日一日を送られ、ご活躍されていることを心から祈ります。  

さて、87日から9日までの3日間、日本モンテッソーリ協会(学会)全国大会が東京稲城市の駒沢女子短期大学で開かれました。これは第40回目の全国大会です。丸い年ということで、お目出度い研修会でしたが、私が日本にイエズス会士として日本にやって来たのが、丁度、70年前ということもありまして、とても考え深い年、大会となりました。

70年前と言うと、私は20歳でケルンから汽車に乗って、ベルリン、モスクワ、満州国、朝鮮、そして船で山口に到着したのが、昨日のように思い出されます。日本は、冬は寒く、夏は暑く、もうお手上げのときも何度もありました。でも70年間滞在できて、日本人の友人の方々に親切し接していただけたことは90歳、あと1ヶ月ほどで、91歳になる私にとっては、神さまからの特別なお恵みとしか思えません。ただ、ただ感謝しております。また、感謝と言えば、1977年ミュンヘンの国際モンテッソーリ会議に出席中の私のもとに、上智大学の平野智美先生から、日本モンテッソーリ協会の会長になったという連絡を受けました。あれからやはり丸い年の30年が経過していたのです。

そう私は30年間も会長職を務めさせていただいていたことに気づきました。その間、3、000万円の貯金・預金を貯めることができました。日本モンテッソーリ協会の健全な財政状態下、次期会長に、貯金・預金の印鑑を手渡しました。神さまに心から感謝します。私は、祖国ドイツを離れて、イエズス会の宣教師として、こうして色々なところで、いつも新しい、数え切れないほどの友人を神さまがお与えくださっていることに感謝します。これからも神さまの国のため、すべてを捧げる、決心をしています。私の心は次の聖書の言葉で表現できます。

「わたしたちの主の恵みが、キリスト・イエスによる信仰と愛と共に、あふれるほど与えられました。」 (テモテへの手紙1、1-14) 

平成198月          クラウス・ルーメル SJ




司祭叙階61年 (2007年7月1日)



司祭叙階60年」


 マリア聖堂での共同ミサ



 白柳誠一枢機卿様の御祝辞



 聖ミカエル教会のみなさまよりのお祝い贈呈






2003年(平成15年)12月6日 霊名の祝日を祝って
美味しい和食で
静子先生(
Maria Shizuko Matsumoto)、高根先生(Fumio Takane
モンタナーロ先生(
Silvana Montanaro)、パトリシア先生(Patricia Wallner)とご一緒に




    2004年(平成16年)5月30日 (聖霊降臨祭)に祖国ドイツ・ケルン教区の
    ヨアヒム・マイスナー枢機卿(
Kardinal Joachim Meisner)から感謝のメダルと賞状