國生肇(こくしょう はじめ)法律事務所
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このホームページは弁護士國生肇の事務所のホームページとして、こくしょう  はじめ個人の紹介や、弁護士という職業からの意見や感想、國生肇法律事務所の案内などを行ってい きたいと思います。 入門書を見ながらのホームページ作成ですので、拙い所も多いと思いますが、温かく見守って頂けるとうれしいです。

こくしょう はじめのプロフィール

こくしょう はじめ(國生肇)の略歴>

私は終戦まもなくのいわゆる団塊の世代の先頭あたりの年代です。幼い頃は甲子園にさほど遠くはない阪神電車沿線に住んでいましたので、親戚のお兄さんが夏に暫く家に滞在して、毎日真っ黒になりながら甲子園の高校野球の観戦に通っていたのを憶えて居ます。中学は野坂昭如原作の火垂るの墓の舞台にもなった夙川の、河口近くにある木造平屋建ての赤い瓦屋根の洋風の校舎でしたが、高校は甲子園球場と阪神電車の間にある普通の鉄筋コンクリート3階建ての校舎でした。しかしながら、高校野球の第一試合の時に第二試合のチームがうちの高校で練習しているといった、球場から目と鼻の先にあった学校でしたので甲子園球児OBの方は憶えておられる方も多いと思います。戦後の甲陽学院高校野球部は果々しくありませんが、戦前の中等学校野球大会の時代は第9回大会で早稲田実業を破ったりして、全国優勝をしているそうです。

大学の頃は、教養学部時代は三鷹寮に、その後東京大学学生基督教青年会(東大YMCA)の向丘の寮にお世話になりました。暫く千駄木のあたりの3畳間に下宿していたこともあります。教養時代は少し寮委員会の委員もやらせて頂きました。勉強はあまり熱心だったとは言えませんが、多くの人間的に味わいのある先輩や友人たちと会えたことは、私の掛け替えのない宝物です。専門学部のときは、いわゆる東大紛争の時代で、加藤一郎教授の不法行為法の授業などは、第一回目に二回目以降のスケジュールのお話があっただけで、翌日からストライキに入ってしまったので以後永久に教授の授業は行われませんでした。何故なら教授はその後総長代行代理・総長代行・総長に就任されて退官されてしまわれたからです。紛争真っ只中のころ、文学部の校舎で、団交のために林健太郎教授が軟禁(?)されているのも目撃しました。もっとも教授は「学生諸君と議論をしていただけで軟禁などされては居ない。」と後日言い張られたそうですが。兎も角、授業は全くありませんでした。なにしろ教室は頑丈な要塞になっていたのですから。それなのに、レポート形式ですが試験だけはありました。

司法試験に合格してから湯島の司法研修所に入りました。岩崎邸跡にあったので緑は多かったです。此処でもいろんな経歴や年代のクラスメートと交流が持てて私の財産になっています。このころから友人と5人で始めた読書会は今もつづいています。われわれ27期生も、いつまでも駆け出しのつもりで居たのが、いつの間にかベテランと言われる様になっていました。

時が経つのは早いものですね。堺屋太一の言うように、これからの10年を世の中の役に立つ黄金の10年にすべく精進したいと思っております。

皆さんにとっての弁護士とは

日本弁護士連合会発行の月刊誌の題名が「自由と正義」であるように、そしてかっては広告も全面禁止されていたように、私たちは、「武士は食わねど高楊枝」的なサムライ(士)があるべき姿であるといったような教え方を先輩からされてきた面があります。しかしながら昨今私たちの頃は年間登録者がせいぜい400名足らずだったのと比して3000名になろうとしています。広告も自由化されました。そして経済も文化も政治もアメリカ一辺倒のような雰囲気があり、弁護士もアメリカ的にサービス業者の一員であるといった世間の認識に変わりつつあるように思われます。しかしながら人権擁護の職人的な弁護士像は、諸先輩をみても結構確立されているのではないかと思いますが、リーガルサービス提供事業者に徹するには、まだまだ営利事業者としての発想もノウハウも未熟なように思えます。そもそもが事業者としてはあまりに零細過ぎるように思えます。
それに加え凶悪犯罪の増加により、和歌山の砒素カレー事件オウム真理教事件山口の母子殺害事件等にみられるように、弁護士は極悪人の肩を持つ身勝手なやつといった風潮さえ感じられるようになりました。弁護士は正義の味方・善人の味方であるべきであって、悪いやつの味方はするべきではないという素朴な感情は分からなくは有りませんが、やはり犯罪者を弁護することも重要な職務だからこそ、弁護士という職業名なのでしょうね。私が司法修習生のころ、或る国選弁護事件で常習の被告人について「弁護のしようが無い」と言ったら、ボスに散々叱られたことがありました、弁護のしようの無い人物だからこそ弁護士が弁護しなければならないんだと。
皆さん個人にとって弁護士とはどうあるべきかと言うことになれば、身近に何でも気軽な相談ができる、アットホームな存在ということになるのではないかと思います。私もそう有るべく努力する所存です。

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