MTBラリーレイド=地図を読み山道を辿るルート探しサイクリング
とれとればいく99-00シリーズ
シリーズ戦/ワンデイ・ミニ/プラクティス/リターンズ/スクール
■主催:とれとればいく実行委員会   ■後援:日本マウンテンバイク協会

Rd.2 山口GS RAID CRANE1999

大会報告&結果

 れとればいく99-00シリーズ第2戦「レイド・クレイン1999」を、11月20日・21日に山口県由宇町を中心に岩国市や柳井市の山中にコースを探し開催。暑いぐらいの小春日和の中、九州、四国からの参加者が由宇ドーム駐車場に集合した。

 日のレグ1はSS1/火打岩スペシャルとSS2/高照寺山麓スペシャルを実施。参加者が少ない中、最小のスタッフで走り応えのあるコースにするためにはQPを多用するだけでは事足らず、SSを分けることに。また前日、QP設置に山に入った際、倒木が多くコース変更をすることに。不安の残るコース設定だったが、最初のPCで参加者がスタッフに「楽しい」を連発していたらしく、ちょっとホッとする。元々人工密度が低くく、加えて過疎化の進んでいるエリアには、手入れされた里山風景に馴染んだ廃校や廃屋があり、その間を縫うように生活の小径や林道が延びていて、“とれとれバイカー”には“道”の宝庫となっている。SS1は、変更ルートのQPの位置から判断良くショートカットを決めた辻田が後続を30分以上引き離しトップゴール。続くSS2もELまでの混戦を最後の市町界尾根のQPで逆走確認した辻田が後続を振り切りトップゴール。またSS1を完走するも再スタート時間に間に合わなかった3人はSS2をキャンセルしELルートをサイクリングした。集合地から宿のある銭壷山までは、車リエゾンで上った。

 日目のレグ2は、宿スタート、宿ゴールのSS3/三ケ岳スペシャル。と言うことは、最初に山を下って最後に山を上るいやらしいコース。しかも三ケ岳登山もある。里山迷路を林道で結ぶコースでは、順位の入れ替わりが激しかったようだ。上りでレグ2のみ参加の小野がリードし、迷路で辻田が先行、それを最後の上りで再び小野が逆転という展開だった。
 表彰は、トップラリーストに辻田、ソリッドバイカーに松井、ブービーに野山、そして地元スタッフから最も印象に残ったと特別賞に川島が選ばれた。

 回はクリエイターの実家があるという理由でこの地で開催したが、スタッフは地元ショップにお願いして集めていただいた。山口、広島からの参加者を期待したが、残念ながらエントリーは無かった。しかし、開催によって興味を持った人がいることは確実で、来年は無理でも、2年後の開催に向けて準備をしたい。
 後に、ご協力をいただいた、地元ショップ&ボランティアスタッフ、宿のふれあいパーク及び集合場所の由宇町文化スポーツセンターの関係者、そして賞品協力いただいたメーカーの皆様、ありがとうございました。
 
 

★11/20(土) [leg 1]  天候:晴れ (51.7km) クリエーター:石丸英明SS1:火打岩スペシャル(リエゾン1.5km/SS18.3km) 9:30スタート(とれとれスタート/出走9名/完走9名) 集合地(由宇町文化スポーツセンター第一駐車場)…リエゾン/1.5km…市町界尾根→兼丈→畑→火打岩→鳴→叶木→塔ケ森展望公園駐車場SS2:高照寺山麓スペシャル(SS25.3km/リエゾン6.6km)  13:00スタート(マスドスタート/出走6名/完走6名) 塔ケ森展望公園駐車場→駄床→流田→山田→平本→祖生東小→末東廃村→峇清→市町界尾根→由宇町文化スポーツセンター第一駐車場…リエゾン/6.6km…宿(銭壷山県立ふれあいパーク)

★11/21(日) [leg 2]  天候:晴れ (44.1km) クリエーター:石丸英明SS3:三ケ岳スペシャル(SS44.1km)  8:00スタート(マスドスタート/出走10名/完走5名) 宿→殿畑→坂川→南→宮ヶ原→鍛冶屋原→早馬原上→三ヶ岳→石井ダム→上馬皿→南山→大ノ口→藤ノ木→大原→日積神社→中倉→大将軍山→宿
 
順位
ゼッケン/氏名/住所
SS1/18.3km
SS2/25.3km
SS3/44.1km
TOTAL/87.7km
P
01
005
辻田嘉次 (33才/神奈川)  
02:19:18
01  
02:43:50
01  
05:24:19
03
10:27:27
01
T
85
02
269
松井良平 (36才/長崎県)  
02:50:37
02  
03:03:45
02  
05:20:23
02
11:14:45
02
S
79
03
140
館正倫 (27才/福岡県)  
02:51:16
03
P1
03:10:05
04  
05:41:20
04
12:02:41
03  
69
04
136
磯島純一 (34才/福岡県)  
03:11:11
04  
03:08:22
03  
06:04:36
05
12:24:09
04  
65
05
268
野山浩志 (26才/愛媛県)  
03:15:34
05
P1
03:35:00
05
EL
07:10:53
06
14:11:27
05
B
67
06
009
川島真洋 (31才/徳島県)
P1
03:37:38
06  
04:01:11
06
EL+P1
07:25:44
07
15:24:33
06
63
07
137
小野幸一 (25才/広島県)
DS
05:30:00
10
DS
06:00:00
10  
05:18:25
01
16:48:25
07  
58
08
267
磯島朋子 (25才/福岡県)  
04:31:38
08
Ca
05:00:00
08
EL
07:43:08
08
17:14:46
08  
57
09
161
館睦子 (31才/福岡県)  
04:31:38
07
Ca
05:00:00
07
EL
07:43:10
09
17:14:48
09  
56
10
270
岩崎利文 (36才/福岡県)
P2
04:46:50
09
Ca
05:00:00
09
R
09:00:00
10
18:46:50
10  
55
S.
003
石丸英明 (40才/神奈川)
クリエイター
30
S.
019
佐々木昌弘 (40才/神奈川)
実走
20
S.
131
館正訓 (33才/福岡県)
実走
20
※ペナルティ/P1(QP不正解):+5〜10分 DS(未出走):5時間半〜6時間 P2(指定方向外):+20分 

Ca(キャンセル):6時間 EL(足切り):到着時間+4時間 R(リタイア):9時間 

★表彰者

トップラリースト/辻田嘉次
遠征の成果あり。ランカーゼッケン5番通りの実力を発揮。但しショートカットを連発。

ソリッドバイカー/松井良平
SS1、2、3とも全て2位。地図読みの堅実さと走力の安定度は抜群。後は駆け引きを会得するのみ?

ブービーバイカー/野山浩志
本人もビックリの受賞。しかし婦人部隊を何度も後方から抜く荒業は、地図読みの再勉強が必要!

ツールド由宇賞/川島真洋
地元スタッフの好印象を得ての受賞。間違えても、QPを忘れても、いつもニコニコ!




★総評
 少ない参加者、少ないスタッフ、少ない調査回数。それでも走り応え十分な大会ができた。上位は知力&走力の激しいバトルを、中位はロスト&リカバリーの体力消耗戦を、下位はガイド付きツーリングまたはロンリーツーリングを、それぞれ楽しんだようだ。蒸し暑いぐらいの好天は、水蒸気が多く、モヤで瀬戸内海の眺望は今ひとつだった。しかし、廃道化の進んだ過去の生活道から抜け出し、眼下に広がる盆地の風景は感動的だった。山ひとつ越えた大会名の由来にもなっている鶴の里には既に大陸から鶴が飛来している。またSS2のタイトルの高照寺山にはパラグライダーが乱舞していた。自然を楽しむにはお釣りが来るぐらいのエリアはアンバランスな開発が進んでいる。先の台風被害で、SS3の尾根の中には調査時とは違い倒木で使えない場所もあった。もう少しルート調査をし、アンバランスな開発にクサビを打てるよう、地元と協力しながら次回大会につなげたいという気持ちが、参加者や地元スタッフの感想を聞いていて沸いてきた。

コースクリエイター/石丸英明