MTBラリーレイド=地図を読み山道を辿るルート探しサイクリング

とれとればいく99〜00シリーズ

シリーズ戦/ワンデイ・ミニ/プラクティス/リターンズ/スクール

■主催:とれとればいく実行委員会 ■後援:日本マウンテンバイク協会
 
 
 

★ Rd.1 山梨GS 信玄迷路1999 大会結果 ★


 

 

 

10/23(土) [leg 1]  天候:晴れ (72.6km) クリエーター:滝沢雄一

SS1:信玄の棒道スペシャル(SS41.0km/リエゾン31.6km) 10:15スタート(マスドスタート/出走18名/完走15名) 

宿/長坂町塚川(国際自然大学校)…リエゾン/12.7km…大泉村役場→鉢巻き道路→八ヶ岳泉郷→甲斐小泉→棒道→小淵沢ゴルフ場→観音平→八ヶ岳牧場→県境→三里ヶ原→富士見町葛窪…リエゾン/18.9km…宿

10/24(日) [leg 2]  天候:晴れ (44.3km) クリエーター:森山貴幸

SS2:信玄の隠し湯スペシャル(SS25.8km/リエゾン18.5km) 8:10スタート(とれとれスタート/出走19名/完走19名) 

宿…リエゾン/8.4km…白州町役場→中山峠→大武川→石空川林道→わさび沢→モジリ峠→御座石鉱泉→青木鉱泉→ゴア沢→旧湯治道→桐沢(韮崎市清哲町折原地内)…リエゾン/10.1km…宿

順位
ゼッケン/氏名/住所
SS1/41.0km
SS2/25.8km
合計/66.8km
ポイント
1
020 高梨雅幸 (31才/神奈川)
03:45:30
03
 
04:08:16
02
P2
07:53:46
T
85p
2
132 吉野保 (27才/東京都)
03:37:15
01
 
04:24:35
03
P1
08:01:50
B
79p
3
002 伊藤邦雄 (29才/千葉県)
04:00:15
05
 
04:02:44
01
 
08:02:59
 
69p
4
139 三浦一孝 (28才/愛知県)
04:08:20
06
 
04:27:34
05
 
08:35:54
 
65p
5
004 都築正浩 (29才/愛知県)
03:45:31
02
 
05:02:45
11
 
08:47:16
 
62p
6
016 鈴木啓一郎 (35才/千葉県)
03:55:32
04
 
05:01:47
06
 
08:56:19
 
60p
7
005 辻田嘉次 (33才/神奈川)
04:33:20
07
P2
04:27:33
04
 
09:00:53
 
58p
8
012 崎村健二 (32才/東京都)
04:59:30
08
P1
05:02:08
09
 
10:01:38
 
57p
9
125 福田正 (36才/埼玉県)
04:59:31
09
P1
05:02:12
10
 
10:01:43
 
56p
10
011 池田俊彦 (46才/神奈川)
05:22:31
11
 
05:02:04
08
 
10:24:35
 
55p
11
013 内山雅文 (30才/愛知県)
04:59:40
10
 
05:26:46
16
 
10:25:26
 
54p
12
018 武村和弘 (41才/神奈川)
05:32:30
13
P2
05:00:50
07
 
10:33:20
 
53p
13
149 佐々山厚 (51才/群馬県)
05:46:15
14
P1
05:22:35
15
 
11:09:50
 
52p
14
264 堀内稔久 (26才/山梨県)
05:47:40
15
L,P2
05:22:37
13
 
11:10:17
S
55p
15
263 蛭田元勝 (31才/茨城県)
05:22:32
12
 
05:11:13
18
 
11:33:45
 
50p
16
266 小寺喜子 (30才/岐阜県)
07:16:01
18
EL,P1
05:22:38
14
 
12:38:39
 
49p
17
262 伊藤正則 (31才/神奈川)
06:51:02
16
EL,P2
06:11:15
19
L
13:02:17
 
48p
18
265 中嶋岳志 (29才/東京都)
07:16:00
17
EL,P1
06:11:08
17
 
13:27:16
 
47p
19
122 吉川浩樹 (33才/京都府)
08:48:40
--
DSN
05:22:30
12
 
14:10:10
 
46p

 

ペナルティ・他…*P1(指定方向外進入):+10〜30分 *P2(QP不正解):+5〜10分 *EL(足切り):EL到着時刻+2h

*DSN:L+3h *P4*L:最終完走者(ラストライダー) *T:トップラリースト *B:ブービーバイカー *:ソリッドバイカー

 

 

 

 

表彰者

☆TOP RALLIEST・・高梨雅幸/2日間とも手堅くまとめ、シリーズ戦参加4戦目にして初優勝。早くもランク1位候補に

☆SOLID BIKER・・・堀内稔久/シリーズ戦初参加ながら、幾度もロストしながらも自力でコース復帰は将来が楽しみ

☆BOOBY BIKER・・・吉野保/初日トップ。2日目は最下位から一時はトップに立つも不安定な走りで自滅

 

総評

とれとれ99〜00シリーズ緒戦「信玄迷路1999」は晴天に恵まれ予定通りスケジュールが進行し無事終了しました。大ロスト、小ロスト、多々ありましたが、濃いメンバーは自力でコース復帰し、それぞれのレベルアップには本当に感心させられます。特に初日の八ヶ岳南端の観音平に担ぎ上がるルートは、誰一人正解ルートを辿っていないのに、谷と尾根に挟まれた林を強行に登るなど、野生動物と化しているようで、恐怖さえ感じます。さらに2日目のEL後の旧湯治ルートは、全員がEL時間をクリアし、マーキングの説明を省かれたST入口や下りのダミースイッチバックに惑わされながらも野生動物的とれとれバイカーを本物の野猿が出迎えるという状況を楽しむゆとりもあったようで、益々一般人の近づき難い状況になっているようで行く末が心配されます。コースは初日はオンロードを登り下りSTを堪能するという、秋の八ヶ岳風光明媚コース。2日目は廃林道と忘れ去られた湯治道を組み合わせた、南アルプス立体迷路コースでした。前泊やレース後の休憩など、スペースを快く提供していただいた国際自然大学校の協力には感謝に絶えません。また賞品を提供して頂いたメーカーの皆さんありがとうございました。


 
 

★ SS1/信玄の棒道スペシャル ★
レポート:SS1コースクリエイター滝沢雄一

 いつもの「とれとれ」らしくない素晴らしい青空の下、99〜00シーズンは
開幕しました。
エントリーしたのは19人。
ちょっと少ないかなあと思ったが、極上のSTを走るにはちょうどいい人数
だったかも。

今回の集合地&宿泊は、国際自然大学校という野外研修施設。結構居心地の良
いところでした。その大広間で、石丸氏の「あけましておめでとうございま
す」に続き、ぼくのちょっと怪しいブリーフィング。みんな理解してくれたの
かいまいち心配だったのだが、案の定・・・。

宿からのリエゾンは、去年好評だった長ーい寄り道リエゾンを考えていたのだ
が、宿の居心地があまりにも良いんで、早めに宿に戻ってこれる様にリエゾン
はショートカット。しかし正面には八ヶ岳、振り返ると南アルプスと景色は最
高のリエゾンでした。

スタート地点は、大泉村役場付近。スタート予定時刻は、AM10時。しかし、
忘れ物を取りに行ったK女史がまだ戻ってこない。さらに点呼をとるとあと2
人いない事が発覚!やっぱり・・・。スタート時間を15分遅らせることにす
る。K女史はなんとかたどり着くが、I氏とH君はいずこへ。
2人を残し、SS1をスタートさせる。

DEPからPC1までは、八ヶ岳の裾野を満喫できるルート。畑・別荘地・森林と周
りの景色が変わり、なんとなく道が怪しくなるとPC1。
行方不明だった2人もいつのまにか合流。リエゾンをショートカットせず、地
図通りに走っていたらしい。人の話は聞くように。
PC1からは、八ヶ岳公園道路という観光道路を快走。紅葉には少し早かったな
あ。
八ヶ岳牧場を過ぎ、いよいよ道探し。泉郷の別荘地へと抜けるST?を探すの
だが、何事もなかった様に全員通過。別荘地に辿り着くとさっそくQP。答え
は、山田さんだよ。まあ、それは置いておいて別荘迷路に突入。地図には無い
道があった様で、地元の人に道を訪ねた人は難なく脱出。しかし、迷いに迷っ
て同じ所をぐーるぐるの人もいたようで。(ゼッケンNO2)
さて、問題のPC3・・・。スタッフ間の連絡ミスで、トップが到着しているの
に誰もいない。いろいろと混乱させてしまってゴメンなさい。
PC3からは、泉ラインという名のごく普通のアスファルト道路を通り、甲斐小
泉、有名な三分一湧水、そして今回メインの信玄棒道STへと続く、迷う所は
まず無いはずの快適ツーリングルートのはずだったのだが。なぜか2〜3人消
えた。なんでー。彼らは、今回のSSのネーミングの基となった信玄棒道には行
かず、自分達で棒道を切り開いていたらしい?せっかくの雰囲気の良いST
だったのに・・・・。
まあ、そういう人達は置いといて、大半のラリーストはクリエイターの予想し
ていたタイムよりかなり早くPC4を通過。
PC4から観音平のPC5までは、直登で450メートルアップ。ダートから舗装
路へだんだん勾配がきつくなっていく。そして、観音平直下はSS1唯一の担
ぎ。石丸氏の話によると、だれも正規の登山道を上がっていない様な事を言っ
ているが、そんな事はないですよねえ。ぼくは、ちゃんと一回目の調査の時か
ら赤テープに気が付いて登ったよお。まあ、どこを通ってもいかにも八ヶ岳と
いう感じで良かったでしょ。
で、みな久々の担ぎでちょっと不機嫌気味。
しかし、PC5からはお楽しみだー。
ここからEL8までは、レポート省略。
走った人だけ分かっていればいいや。
今回かぎりで封印しちゃいます。もったいないけど。

EL8では、独自の棒道開拓に行った3名が時間切れ。残念でした。
その他のラリーストは、三里ヶ原の林道迷路へ。地図には無い道が縦横無尽に
走っており、ひとつ曲がり角〜ひとつ間違えて迷いみちくねくね〜。
小ロストが多発するが、みなQP9を見つけ怪しい林道を走り送電線巡視路を通
り、あまりの寒さに着ダルマになったスタッフのいるPC10へ。
しかし、ここで実走スタッフが一人行方不明になっていることが発覚。
見捨てることにして先に進む。
PC10からは、ジェットコースター下りと里山STを抜けてアリベなんです
が、ちゃんとSTの入り口を探さず適当に行くと指定方向外からアリベに行っ
てしまうというワナがあったのだ。何人かは引っかかったみたいでしたねえ。

レースの方はというと、たもっちゃんが泉郷別荘迷路を一番で抜けだし、わず
かなリードを守ってSS1を制した。僅差で、高梨氏・都築氏が続く。いとくに
は、なにをやってんだか・・・。

とまあ、SS1は景色が良くて道に趣があって、走って楽しいところをつなげま
した。僕にとってはちょうど良い距離なんだけど、参加者のみんなにとっては
ちょっと物足りなかったかなあ・・・。
 
 


★ SS2/信玄の隠し湯スペシャル ★
レポート:コースクリエイター森山貴幸


Leg.1に引き続き晴天に恵まれ、自然観察歩道を寄り道しながらの
国道20号まで下るリエゾンにも余裕がうかがえる。

8:10、予定より10分後れのとれとれスタート。
スタート直後の畑道はSS1の走破状況から簡単に進めると判断し
分岐の説明を省いたが、トップランカー集団があえなくロスト。
PS1では福田をあたまに中堅組が先頭集団を形成。そのころロスト集団は
STの入口を気にしながらもDTをそのまま林道まで上り詰めていた。

中山峠で軽いウォーミングアップを終えてから、これからの冒険を
予兆させる白州のやまあいを上るダート林道&DT廃道の上りだ。
DT廃道は崩落&ヤブヤブのとれとれバイカー系のDTだが、終点までは
1本道。QP2までは全員順調にたどりつくであろうと思いきや、
ひとり大ロストの吉野が山肌を滑り降りてくるのを実走スタッフが発見。
1つ手前の沢をQPの沢と間違えて上り詰め、その沢も"わさび沢"
だったとの報告があった。行き止まりの砂防ダムを乗り越えて、崖マークの
谷を上る。ただでも足場の悪い砂の谷だが、そのうえ先見の目をもって
上らないと砂の断崖に行く手を阻まれるさながら人間アミダくじである。

PC3からはオンロードとダートの混じる林道をモジリ峠まで上って
PC4の御座石鉱泉まで下る。PC3以降は堅実に先頭をキープする高梨と
出足ロスト挽回の伊藤(邦)、そして大挽回の吉野の争いとなる。

PC4からの尾根上り道探しでは、"ほぼメインの沢の中を歩くように
サブの沢を渡って取り付き口を探す"と言っていたのにサブの沢を
上り詰めて砂防ダムを確認して戻ってくる者のほか、崩れている地図上の
正規ルート跡を見つけてその断崖を上ってくるルートハンターも出現した。
尾根を上りピークに達するとそこは一面の笹野原、しばらくは平穏な
笹の葉STを進む。だがここでも、谷から強行するべくポイントを
読み違えて小武川への断崖強行下りを敢行しようとする者が2、3出没。
実走スタッフが呼び止めて大事には至らなかった。
それでも押し下り区間を過ぎてからの青木鉱泉への尾根ST&ELへの
林道下りは、まさに地獄で天国の気分だったのでは?

予想タイムを大きく上回りELの12:30には全員が間に合う。
小武川林道7キロ下りの楽しいELルートを行く者が1人として
いなかったことは喜ぶべきことか悲しむべきことか。

ELからはSS2の冒険のメイン、旧湯治道をたどるパワー
アドベンチャールートである。マーキングの説明を省いた林道の
ST入口から尾根の取り付き口がわからずにロストが多発した。
中には鞍部に向かう尾根の取り付きを間違えて強行して山越えを
敢行する者もいた。無事鞍部を越えることができるも、尾根を渡る
トラバース道を行かずに尾根を突き進む者、1回目のつづら折れ群を
2回目のダミーのスイッチバック群と勘違いして("スイッチバック"
という説明の仕方が悪かったのだろうか?)強行突破している者など、
聞けば1人として同じ道をたどっていないのではないかと思われるほど
クリエイターも真っ青の新規ルート開拓ぶりである。

結果、高梨が次々と自滅していくライバルたちをおさえSS2トップ、
総合でもシリーズ戦参加4戦目にして初優勝を獲得した。

SS2ではSS1の走破ぶりからルートの説明を大幅に簡略化したが、
それにしても特にEL以降はクリエイターが調査ロストを繰り返して
手に入れたルートなのに、文句を言いながらもよくもまあ平平と
下ってきたものだと、エントラントレベルの高さに驚愕した。